なすびの”び”は、どういう意味か
職場で、今日は暖かいね、という話になって、同僚の石耳が、今日は夏日やで、と言ったのだが、それが、今日は”なすび”やで、と聞こえて、お前の晩飯の話はどうでもよい!と思い軽くイラついた。
関西においては、夏日と”なすび”は同じイントネーションなので、しっかりと発音しないと聞き間違えられることになる。
という話はどうでもよくて、なすびの”び”とは、いったい何者であろうか。
イワシなどは、1尾、2尾と数えるが、これと関連があるのだろうか。
あるいは、関西人が飴のことを”あめちゃん”というときの”ちゃん”のような、茶目っ気を表現するものなのであろうか。
調べてみると、こんな感じであった。
●「なすび」の語源には諸説ある
- 「夏の実(なつのみ)」から、「なすび」となったとする説(有力説)
- 「中酸実(なかすみ)」の「か」が省略され転じたとする説
- 「生実(なすみ)」が転じたとする説
- 「夏味(なつみ)」が転じたとする説
なすびの”び”とは”実”のことだ、と思って間違いなさそうだ。
語源由来辞典
http://gogen-allguide.com/
を参考にした。
ちなみに、
語源由来辞典の「ち」のところには、以下のような言葉が列挙されている。
- ちぐはぐ
- 父の日(ちちのひ)
- ちゃらんぽらん
- チャルメラ(ちゃるめら)
- 中元(ちゅうげん) ⇒ お中元(おちゅうげん)
- チョコレート(ちょこれーと)
- ちり鍋(ちりなべ)
- チンピラ(ちんぴら)
- ちんぷんかんぷん
他にもっと大切な言葉があるだろう。