健康診断

社外勤務のI係長が、健康診断のために会社にやってきた。


会うのはかなり久しぶりで、アクティブディレクトリ導入について、真面目に語り合った。
というのは、デタラメで、I係長は机の中に置いてあった去年の夏ごろの飴を食えだの、ポケットに入っていた食いかけのチョコレートを食えだの、ポケットの中で妙に湿ってしまったスーっとする飴を食えだの言ってきて、マジでまいった。
参ったのだが、私はそれらを全部食べた。
I係長にいじめられたい願望のようなものが、私の中にあるのかなあ、などとちょっとだけ思ったがイヤイヤそんなことはあるいまい。ないはずだよ。


健康診断が終わり、I係長は今後の遊びの計画について、とんでもない提案をし始めた。
ホントにそんなことしたら、私は全てを失ってしまうだろう。


健康診断の測定などをやってくれる人が若い女性だと、必要もないのに服を脱ぎたくなるのは私だけではないだろう。
銭湯の番台に若い女性が座っていると脱衣場で全裸でいる時間が不自然に長くなってしまうのと同じ心理だと思われる。
しかし、飲み会などでは脱ぎたいと全く思わないどころか脱いでいるヤツを殺したいくらいであって、男心というのは意外とフクザツなのである。