ちょっとした失敗でクヨクヨしている場合ではない。

日々色々な失敗をして泣いたり笑ったりしている私であるが、
今日の夜、仕事を終え、5階からエレベータに乗った私は、エレベータの”5”のボタンを執拗に押し続けたのであった。あ、なんや、故障かあ、押し方悪いんやったら、違う押し方もいっぱいやるでえ、といった感じで、押しまくったのだ。
しばらくして、「あのう、一階ですよ」と、一緒に乗っていた見知らぬ男性が言った。
おお、そうだ、ここは5階だから、”5”を押しても全くダメで、”1”を押すべきなのだ、と気付くまで2秒かかってしまった。
「おお、何故私はこんなにボケているのでしょう、ははは、すいませんねえ、いや、ほんますいません」
と私は言った。
それ以降も「すいません」を2.6回言った。