飲み屋でねるとはどういうことか

ああ、飲み屋で寝るという行為は、いったいどのような心の動きからなされるのであろうか。
最近の私は、飲みすぎて二次会会場で熟睡というパターンにはまってしまっているような状況なので、そういったことを明らかにして、精神を鍛えなおし、忘年会シーズンに臨もうと考えるのである。


まず最初に熟睡にいたる心の動きを検証したいのであるが、体を横にする瞬間の記憶がないので、それどころか、二次会の店に入店した記憶もないのであるから、検証などあきらめて想像するしかない。


想像するに、私は何か暖かなものを欲しているのではないだろうか。
酩酊のなかで、誰かが暖めてくれた毛布や電気ストーブや電車の座席などを思い出し、それらを見つけたような気分になって寝てしまうのではないか。


今後は体を暖かくして飲む。


そもそも飲みすぎなのでは?といった疑問を抱くのは、若い証拠だ。
飲みすぎかも、というくらい飲まないと二次会に行こうという気が起こらないではないか。
ほどほどの酔いであれば、私だって早く帰って我が家の暖かい布団で寝たい、と思うのだよ。


そういえば、今日は十悶君のお別れ会だ。