普通の話を普通に話して会話を成立させて出来れば楽しませたい

KNO2005-05-10

ネタやらオチやらを要求される会話が、街や職場にあふれている。
笑いを作れないヤツはしゃべるなといった雰囲気である。
これはもう大阪に限った話ではないだろう。


「今朝乗った電車の車掌の名前が吉田でしたよ」などといった発言は、誠に残念ながら、普通すぎて全く受け入れられない。


「今朝乗った電車の車掌の名前が吉田でしたよ。で、そいつワイシャツの下に阪神のTシャツ着てましてね。笑ってしまったんですけど、その車掌も僕の方をみて笑いましてね。笑いが笑いを呼んで爆笑になってしまったわけですよ。気持ち悪かったですよ」といった発言であれば許されてもいいような気がするが、もう私には許される発言の例を自信をもって提示することはできない。


といったように日常会話で要求されるセンスと技術が妙に高くなっているような気がする。
私のようにセンスも技術もない人間は、黙り込むか、ウソで塗り固めたことを言うしかないのだろう。


「今日は赤のパンツはいてるの」
といった普通の話を、受け入れてそこから話が広がるような、そんな優しさが、街や職場にあればいいのに。