青い虫

職場の食堂にて、同僚の山犬君のサンドウィッチに青虫が入っていた事件から、半年くらいの時が流れたが、いまだにサンドウィッチを食うときは青虫ないかしらと注意深く食っている。
当事者でない私でさえ、この調子なのだから、山犬君はどのような心の傷を負っているのだろうかと心配になってくる。
心配であれば、すぐに彼のところに行って、声をかけてやればよいのだが、まあ、それは秋くらいにしようと思う。


日曜日に草むしりをしていたときに、手の甲に冷たい感触があったので、水かなと思ったら、青虫の体液であった。
彼らの体は非常に薄い膜で覆われており、無理に引っ張ると破けて中の汁が出てくるのである。
彼らが服に張り付いたら悲惨なことになる。
彼らの足の吸着力は非常に強く、無理に引き剥がそうとすると、中の汁が出てくることになるのだが、それがイヤだからといって彼らが自主的に去るのを待つほどの時間もなく、待っても去るかどうかわからないので、泣きたくなる。
こういったときどのように対処すればよいかよいアイデアを持っている人は教えてほしいものである。