記念日か

今日は牧師の前で指輪を交換した記念日だ。
すっかり忘れていたのだが、当然覚えてましたよ的な演技が非常にウマく決まり、大事には至らなかった。
というわけで、昨夜は小さなイタリアンレストランでディナーであった。
柔らかな牛肉が添えられたトマトソースのパスタが絶品であった。
野菜の風味の落ち着いた味。セロリをあのように使うのか。
ああ、しかし、ウチのガキには落ち着いた食事は不向きだ。
デザートにしか興味がないというのが、全くダメな女への道を歩み始めているようで、非常に立腹した。


永遠の愛、なんてものは存在しないので、そんなものを誓うというのは大ウソなのだが、まあ、そういったことは深く考えずに、小さいけれども確かなことを細々と重ねていくと、ウマくいくのだろうな、などと思ったりした。
しかしこれは、ウチがウマくいっているという意味ではない。
私が重ねているのは、僅かづつだが確実に信頼関係を壊していく愚かな行為、なのだよ。