上の隠蔽工作はどんな感じか説明を試みる

多分、下の二つの事例がミックスされたような感じです。

事例1

ある工場において、排水の汚れ具合が法令に違反していることが内部調査で分かったが、所属長は隠蔽をメールにて(マルチキャストで!)指示した。社員は、「このメールを監督省庁に持ち込んだら大変なことになるね、ガハハ」と密かに会話しつつも、にこやかに上司の指示に従っている。

事例2

タヌキとキツネが、ある約束をかわし、念書も作成した。
その約束とは、タヌキが金曜日に、ジャガイモ10個をキツネにあげる、というものだった。
しかし、タヌキは月曜日に酒を飲みすぎたため、体調を崩し、ジャガイモの調達は困難になった。
タヌキは水曜日の夕方時点で約束を果たせないことを確信した。面倒臭いまあいいか、という気持ちもあった。
タヌキは念書を書き換えることを思い付き、キツネに連絡を入れたところ、キツネは渋々了解した。
実はタヌキは町内の有力者の息子であり、キツネは売れない役者である、といった事情があって、キツネがタヌキの要請を断ることは極めて困難だったのだ。
キツネは、楽しみにしていたジャガイモを手に入れることができず、家で一人寂しく茶を飲みながら、春の高校バレーの中継を見るのであった。